七衛門の首

時代劇CHで鑑賞。

ウッチャンナンチャン南原清隆が時代劇に初挑戦。戦国時代を舞台に、禿(かむろ)城主の七衛門の首を狙う三輪軍と、いくさにいやいや駆り出された禿軍の雑兵・孫(南原)をめぐって巻き起こる事件を痛快に描く。時代劇専門チャンネルお宝作品!フジテレビが新人発掘のために行っている、「ヤングシナリオ大賞」特別受賞作品。本業のお笑いでは見られないナンチャンのシリアスな場面がうかがえる超レアな作品。

ナンチャンの演技もレアだろうけど、なにがレアって10年前の、「一つ屋根の下」の前のやまもっちが出てるんだよね。三輪軍の初陣の若君。しーかぁも!落ち武者姿!!ロンゲ!キューティクル!(づらだけど)びっくりするくらい可愛いですわ。戦国時代のむさくるしい武者達の中に女の子がいる!?掃き溜めに鶴ってこういうこと?って思うくらい可愛いですわ。
若にはもっと猛々しくなっていただかないと!!敵の首の一つや二つ!とハッパをかける爺に苛立ちを見せるものの、結局はいいなりの九郎くん。青白い顔して戦場を駆け、爺の持ってきた首を殿に差出し(多分首は爺が持ってきて、口上も爺がこう言いなさいといわれたに違いない)、嘘を見抜いたように「九郎どのは槍が得意であったな。」と殿(火野正平)に敵の処刑を言い渡される。1人目を刺した時に返り血が顔に飛んでちょっと逝っちゃった顔がまた激マブ!!二人目のときはすでにおかしくなってたみたいで、話途中で刺しちゃうわ、ぶん投げられるわ、号泣してしまう。この後は禿軍に殺されちゃうんだろうなぁ〜〜。(もう1回見たら、殿に「そなた槍上手と言ってたな」と言われてた。やりじょうずって・・・エロー!←そんな私がエロー!)
とにかく、九郎は可愛いしぽややんとした表情でうつむいてばっかりなので、大河を見てなかったら、山本=よわっちい役で更にイメージ強化されてたに違いないね。ホントは土方寄りな男前な性格らしいので、そう考えるとひ弱な演技上手いわ。


で、話はどうだったかというと、コメディちっくであるんだけど、オチがなんとなく分かってしまったのと、もうちょっと長くして(45分)ナンチャン演じる百姓が殿の前で色々しゃべって欲しかったなぁと。そのシーンがなかったから、いつナンチャンは殿に進言するんだろうとずっと待ってしまったし。出てる人が豪華なだけにもったいない。
ナンチャンは百姓役上手いねー。