普通が嫌い

「一般的にはこうだ」
「この考え方が普通だ」
「皆こう思ってるよ」
と言われるのがすごく嫌い。
そして多数派にいることが嫌で
多数派に流されるのが嫌。なので
「間違ってるのかもしれないけど、私は少数派に行く!」
「だったら普通じゃなくていい!変わってる人でいい!」
と今までずっとそうやって来た。
誰かが「AとBだったら普通はAだよねー」なんて言うものなら
ホントはどっちでもいいのに「じゃぁ私はB!」とか言っちゃう。
好きなものも、周りが騒いでるからという理由で好きなのを抑えたり。
それで、天邪鬼だなぁと言われたり、頑固だとも言われた。


なんか、それってすごくバカだったなぁと思った。


店長は「俺が普通だ」といつも一般論を振りかざすので
毎回突っかかってしまっていたのだけど、今日はしつこく食い下がって
「普通って何?」「一般って何?」「大多数って何?」と
どんどん突っ込んで話していったら、自分の愚かさに気づいた。
私は自分が嫌いな大多数意見に流される人たちと同じなんだって。
「普通という枠に安心しちゃってるんじゃないのー?」
「本当に考えてそれを選んだのー?」と流れに乗っちゃってる(ように見える)
人たちをバカにして、だったらその流れには乗らないぞと逆行してるだけ。
その物事に対して、何にも考えてないのは私も一緒だった。
本当に考えて出した答えだったら、周りの意見に関係なく
AならA、BならBと言えるのに。
というか、よく考えると世の中の動きは私にとってはほとんどどうでもいいんだ。
店長は毎日何かに怒ってるし、こいつってダメだなと言う。
ニュースやトピックなんか読んでも、これっぽっちも
私は憤慨しないし、心を動かされない。
腹が立つのはテレビがだんだん面白くなくなってるとか
またあの面白くない芸能人が出てるとか
マスコミの偏った報道にむかつくくらいで、あとは本当にどうでもいい。
だから、自分の意見を自信持って言えないときは
とりあえず少数派にいっとけ、という訳の分からない主張になる。
突っ込まれると自信がないから「そういう人もいるんじゃない?」と
相手を納得させられないことしか言えない。
正直どうでもいいなら、「知らない」「興味がない」と言っとけば
いいのかな。
どうしても聞かれると何か答えなきゃという意識が働くので何でも
かんでも答えてしまうのが私の性格でもあるんだけどねー(だからか)


民主党みたいだね。党の主張は見えないんだけど、とりあえず
自民党を叩いとけ、みたいな」
うまい!
これ聞いてすっきりした。まさしく!
そうやって自分を客観的にみたら、そんな民主党は嫌だーと思ったよ。
だからといって、やっぱ自民党も嫌だし、変わってると言われようが
己の道を突き進む社会党とか公明党になるしかないのか・・・それも嫌。
新党を作るかなーー
もっと物事を考えなくてはダメだね。
「周りがどうだとかじゃなくって自分はどう思うかでしょ」
その通りでございます。
変わってるねって言われて喜んでちゃダメだね(笑)