不思議な漫画「プラネテス」4巻

この漫画ってとっても不思議。面白いーーって程でもないし、ワクワクするでもない。絵も特別上手いわけでもない。お決まりの泣きシーンだとか臭いセリフもない。でも読んでると涙が出て止まらん。読み終わったあとも場面を思い出すだけで泣きそうなんすけど。


最初は表紙の綺麗さに目を引いて手に取ったんだけど、SF冒険ものだと思い込んでたので、読んだらアレレって感じで。でも、ハチが宇宙や暗闇部屋で自分と対面するシーンで、たまらなく感動。感動って言葉って陳腐だから嫌いだけど、とにかく泣きそうになった(こればっか)。
今回は見開きスミスさんのトコとおいちゃんの話と星に祈ろうとして犬に吠えられるトコ。
おいちゃんの話は、不器用で上手く世間を渡っていけないおいちゃんが自分と重なり・・・そういう人はじゃぁどうすりゃいいのさ、不器用なままじゃいけないの?上手く生きて行くことが幸せなの?なんてことを考える。
辛くて泣きたい時に神様に祈っちゃったり、人に頼っちゃったりしたくなるけど、そこでハッと気づかされる。人は1人で立って生きてるんだ。生きてるっていいぞー、人間っていいぞー。なんてことを考えたり。


あーー文才が欲しい。(いつも言ってるけど)